初心者親子発表会が近いのに、うちはいつも同じポニーテール…。
そのポニーテール、実は正解です。発表会の髪型は高めのポニーテールに、ゴム2本でしっかり固定。これが土台で、あとは編み下げやエクステで「映え」を少し足すだけです。
ただ、子どもが「編み込みみたいにしたい」と言うこともありますよね。そんなときは、編めなくてもゴムで結ぶだけでできる「ゴム編み込み」があります。
ここで紹介するのは、美容師でもない私の母が、発表会のたびに結ってくれていた簡単アレンジです。そこに、踊る側・教える側から見た「崩れない条件」を足しました。


るん | ダンス歴20年・元キッズダンス講師
- 3歳〜のキッズクラス指導+生徒として5校以上に通った
- 先生と親、両方の目線で発信中
髪の長さで、選ぶアレンジは決まります。迷ったらここから選んでください。
発表会の髪型は「映え×崩れない」の2つで決める
発表会の費用や当日の流れは、こちらにまとめました👇




髪型を選ぶとき、かわいさと崩れにくさは、必ずセットで考えてください。映えだけで選んでしまうと、本番の途中で崩れてしまうからです。
というのも、凝ったアレンジほど固定が甘くなりがちなんです。編み込みをきれいに見せたくてふんわり仕上げると、そのふんわりが、激しい動きで真っ先にほどけていきます。
- 子どもがまず手で押さえる
- そこから「気になる」が始まる
- 振り付けが頭から飛んでしまう
何ヶ月も練習してきたのに、髪のせいで本来の力を出せずに終わる。これがいちばん、もったいないんです。



だから私は、かわいさより先に「ちゃんと留まっているか」を見ます。
定番アレンジ6つ|難易度と時間で選ぶ


上から順に、髪が長い子向けから短い子向けに並べています。うちの子の長さに近いところから読んでください。
迷ったら①の高めポニーテールです。どの長さでもできて、3分で終わります。
① 高めポニーテール|迷ったらこれ
難易度 ★☆☆/約3分/ミディアム・ロング
使うもの:ゴム2本・くし
耳の上のラインより高い位置に結びます。低いと動いたときに首に当たって、本人が気にしてしまいます。
子どもに少しだけ上を向いてもらうと、後れ毛が出にくくなります。横もふっくらとでてきてしまうので、手で叩いたりくして整えたりして子供が満足いく形にしましょう。


痛がらない程度に、しっかりと結びます。まず最初にゴムを二重にしてから髪に通して、1つの輪っかで締め付けてから結ぶと髪が多い子供も縛りやすいです。
1本目の上から、もう1本重ねます。地味な作業ですが、崩れないかどうかはここで決まります。



ゴム2本だけは省かないでくださいね。持ちが全然違います。
② ツインテール|揺れが2倍で華やか
難易度 ★☆☆/約5分/肩より長め
使うもの:ゴム4本(左右2本ずつ)・細めのくし
ツインテールは、髪を2つに分けてから、左右それぞれをポニーテールと同じように結ぶだけです。揺れが2倍になるぶん動きが華やかに見えるので、チアのように動きで魅せる曲によく合います。低学年の子にも人気ですね。
分け目は、くしの柄の細いほうを使うとまっすぐ取れます。あとは耳の少し上・左右対称の位置に、それぞれゴム2本で結べば完成です。



慣れてきたら、分け目をジグザグにしてみてください。後ろ姿がぐっとかわいくなります。


③ ポニー+編み下げ|簡単・映える!
難易度 ★★☆/約5分/ロング・ミディアム
使うもの:ゴム2本+毛先用の細ゴム数本
①の高めポニーテールを結んだら、垂れている毛束を何本か三つ編みにするだけ。
やることは三つ編みだけなのに、ぐっと発表会らしい見た目になります。迷ったらこれをおすすめします。
2〜3本くらいに分けると作りやすいです。
普通の三つ編みで大丈夫です。細めに編むと、より華やかに見えます。


ワンポイント
ポニーテールにエクステをつけて、一緒に編み下げをすると、簡単ですごく可愛くなります。
\ 編み下げに足すだけで一気に華やか /
👉 エクステの選び方や費用は、エクステはあり?何歳から?で詳しく解説しています。
④ お団子・ツインお団子|ボリュームを出せる
難易度 ★★☆/約5分/ミディアム以上
使うもの:ゴム2本・アメピン数本・スプレー・くし
結んだ毛束を根元に巻きつければ、そのままお団子になります。ただ崩れやすいアレンジでもあるので、順番どおりにやってください。
結んだ毛束を、くしで根元に向かって軽く逆立てます。ふんわり膨らんで大きく見せられます。
毛束をねじりながら、結び目のまわりに同じ向きでぐるぐる巻きます。毛先まで入れ込んでください。
巻いたままだと盛り上がって丸くなりません。根元を押さえながら外側へ薄く広げると、きれいな丸になります。
ピンは頭皮に向かって一度垂直に刺し、そこから寝かせて地肌と平行に送り込みます。上下左右の4か所に刺して、仕上げにスプレーを根元へ。





写真はツインお団子です。ひとつにまとめたお団子もかわいいのですが、崩れにくさで選ぶならツインお団子。毛量が半分ずつになるぶん、1つのお団子が軽くなって落ちにくいんです。
ピンが立っていることです。地肌と平行になるまで寝かせて、表面の毛と土台の毛を両方すくうように刺すと、驚くほど抜けにくくなります。



毛量が少ない子は、逆立てるより毛たぼ(詰め物)を入れるほうがきれいに膨らみます。
頭を大きく振り回すような振り付けのときは、お団子は避けたほうが無難です。逆立てて膨らませたお団子ほど、遠心力でほどけやすいです。
⑤ ゴム編み込み|編めなくても編み込み風
難易度 ★★☆/約10分/どの長さでもOK
使うもの:細い絡まないゴム数本・水スプレー
片側だけをゴムで結んでつなぎ、そのまま下ろすか横に流すアレンジです。編めなくても、結ぶだけで編み込みのような網目ができます。
- 結び目の間隔を空けすぎない:ここが一番大事。空くと編み目に見えず「ただ結んだだけ」になります
- 毛束は薄めに取る:太く取るほど編み目が粗くなります。細かく結ぶほどきれいです
- ゴムは毎回キュッと締める:1か所ゆるむと、そこから全体が崩れます
くしの柄で、つむじから耳の後ろに向かってまっすぐ線を引きます。この線の内側が、ゴム編み込みを作る範囲です。


その中から、まずつむじ側の1列(写真の黄色)を取ります。残りの髪は邪魔にならないよう、クリップで留めるか押さえておきましょう。
取った列を3つの束に分けて、いちばん前の束から細いゴムで結びます。先に水スプレーで髪を湿らせておくと、毛が飛び出さずまとまります。


2つ目の束を取り、そこへ1つ目で結んだ毛束も一緒に入れて結びます。


3つ目も、前の毛束を巻き込みながら結びます。ここまでで1列目が完成です。あとは隣の列も同じように分けて結んでいくと、結び目が連なって編み込みのように見えてきます。


今回はつむじ側3つ・真ん中2つ・耳側2つの計7ブロックに分けました。ゴムは7本です。列を増やすほど網目が細かくなります。



カラフルな絡まないゴムを使うと、ぐっとポップになりますよ。100均にも売っています。
高めポニーテールを足すと最強


耳の後ろまで結んだら、そこで止めずに残りの髪と一緒に高めポニーでまとめてください。顔まわりがすっきりして、発表会らしい華やかさが出ます。もちろん最後のゴム2本も忘れずに。



髪を下ろしたいならそのまま、顔まわりをすっきり見せたいならポニーへ。2通りに使えます。
⑥ 左右くるりんぱ|ショートでもできる
難易度 ★☆☆/約3分/ショートでもOK
使うもの:細いゴム2本・ピン・スプレー
顔にかかる髪を左右それぞれ留めるアレンジです。結んで、穴に通すだけ。編めなくても、短くてもできます。
- 毛束は少なめに取る:多いとねじれが太くなって不格好になります
- 結び目の真上の中央を割る:ずれるとねじれが斜めになります
- 高さは耳の上のラインでそろえる:目分量より、体の位置を基準にすると左右がそろいます
こめかみから耳の上あたりを三角に取ります。先に左右とも取ってしまうのが、大きさをそろえるコツです。
根元から1.5cmほど離して細いゴムで結びます。離すことで通す隙間ができますし、引っぱられないので子どもが痛がりません。
結び目のすぐ上を指で左右に割り、そこへ毛先を通します。
通した毛先をまず下にグッと引き、次に左右に分けて横に引っぱります。ここを飛ばすと数分でゆるみます。
毛先を生え際に沿わせてピンで留め、仕上げにスプレー。反対側も同じように作ります。



ほぐすのは控えめに。おしゃれ重視だと大胆に引き出しますが、踊るなら引き出しは最小限が正解です。
全体を軽く巻いておくと毛先に動きが出るので、写真の写りもよくなります。
ジャンル別の定番|ヒップホップ・ジャズ・チア


同じ発表会でも、ジャンルによって映える髪型は変わります。迷ったときは、この定番に寄せておけばまず外しません。
細かい編み込みを頭に沿わせるので、家で作るのは難しいアレンジです。美容室で頼むと、本数にもよりますが2万円前後かかります。知り合いのお子さんも、発表会のときに2万円ほどだったそうです。
1〜2ヶ月そのままつけていられるので、発表会シーズンが続くならあり。1日だけならかなり割高になります。
ヒップホップは、かっちりまとめるより少しラフなほうが曲に馴染みます。コーンロウは本格的でかっこいいですが、上のとおりお店にお願いする髪型です。



母にお願いしてやってもらったことがありますが、かなり苦戦していました。
ジャズは体のラインを見せるジャンルなので、髪もタイトにまとめます。お団子がほどけないよう、ピンは多めに使ってください。
チアは、揺れること自体が演出の一部です。高めのツインテールにして、ポンポンと一緒に動くようにすると映えます。



もちろん教室から指定がある場合は、そちらが優先です。迷ったら先生に聞いてしまうのが一番早いですよ。
エクステはあり?何歳から?


エクステを使う子は普通にいますし、年齢の決まりもありません。カラーを入れて衣装の色に寄せたいときによく使われます。
どのタイプを選ぶ?
子ども向けはゴム付きとクリップの2つ。どちらも使えますが、性格が違います。
- ゴム付き:ポニーテールの上からかぶせて留めるタイプ。取れにくいので、動きの激しい振付でも安心です
- クリップ:髪に挟むだけ。つけるのが一番かんたん。ただしゴム付きよりは取れやすいので、しっかり奥に挟んでください
迷ったら、動きが激しいならゴム付き/手早くつけたいならクリップで選べば大丈夫です。
ゴム付きの付け方は簡単で、先に高めポニーテールを作って、その上からかぶせてゴムで留めるだけ。土台さえできていれば、あとは10秒で終わります。
\ 動きの激しい振付でも安心なゴム付き /
色ははっきりした色をチョイス
思いきってはっきり選ぶのがコツです。地毛に近い色を選ぶと、微妙な差が中途半端に見えてしまいます。黒髪に明るい色をきかせるくらいコントラストがあるほうが、舞台ではきれいに映えます。



舞台の照明の下だと、思っているより色が飛びます。「派手すぎるかな」くらいでちょうどいいですよ。
- 教室のルール:発表会でエクステを使っていいか、先生に必ず確認してください
- 学校の校則:発表会の前後に学校がある場合は、外せるタイプを選ぶと安心です
崩れない固定のコツと道具


ここまでアレンジを紹介してきましたが、崩れるかどうかを決めるのは、アレンジの種類ではなく固定です。押さえるべきコツは3つだけです。
- ゴムは2本使う:1本目で結んで、2本目を重ねます。これだけで持ちが変わります
- スプレーは根元に:毛先ではなく、結び目と根元に吹きます。表面だけ固めても崩れは防げません
- アホ毛はワックスで:スプレーより、少量のワックスを手に伸ばして撫でつけるほうがきれいに収まります
そろえる道具も、この3つだけで足ります。特別なものは何もいりません。
\ 根元をしっかり固めるハードタイプ /
\ アホ毛をピタッと収めるスティックタイプ /



発表会用のアレンジは、前日に一度だけ練習しておくのがおすすめです。当日の朝にぶっつけ本番でやると、時間が足りなくて焦ります。一度やっておけば「これなら15分あればできる」と読めるので、朝の気持ちが全然違いますよ。
- 予備のゴム(必ず2〜3本)
- 絡まないゴム(15本以上あると安心)
- アメピン数本
- ミニサイズのスプレー
- 小さいくし
出番前に崩れても、これがあればその場で直せます。ゴムは切れることがあるので、必ず予備を入れておいてください。
ふだんのレッスン日は高めポニーテールでOK


ここまで発表会の話をしてきましたが、気合いを入れるのは本番だけで十分です。ふだんのレッスンは、3分で結べれば合格。
毎回かわいくしてあげたい気持ちはよく分かります。でも正直なところ、レッスン中に子どもの髪型を気にしている先生はいません。見ているのは、髪が邪魔になっていないかどうかだけです。
高めポニーテールにゴム2本。それで毎回まったく問題ありませんし、気分でツインテールに変える程度で十分です。
よくある質問
- 前髪はどうすればいいですか?
-
目にかかるようなら、ピンで留めるか、一緒に編み込んでしまいましょう。ダンス中に前髪を触ってしまう子はとても多いので、思い切って上げてしまったほうが集中できます。
- 男の子はどうすればいいですか?
-
短髪ならそのままで大丈夫です。動きを出したいときはワックスを少しだけ。つけすぎると汗で流れて目に入ってしまうので、ほんの少しで十分です。キャップをかぶる振り付けなら、激しい曲では必ず飛ぶので、留め方を先生に確認しておくと安心です。
- 学校がある日に発表会がある場合は?
-
朝は普通に結んでいって、会場で結び直すのが現実的です。編み込みでも、会場に着いてから15分あればできます。
- 汗で崩れたらどうすればいいですか?
-
出番前に直せるよう、ゴムとピンを予備で持たせてあげてください。全部ほどいてやり直すより、ゆるんだ部分にピンを足すほうが早くきれいに直せます。
- 結ぶのを痛がって、じっとしていてくれません。
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強く引っぱらずに、結ぶ位置を決めてから一気にまとめると時間が短くなります。それでも難しければ、鏡の前でやって「今どうなっているか」を見せてあげると座っていてくれることが多いです。本番の朝にいきなり練習すると嫌がるので、前日に一度やっておくのがおすすめです。
まとめ:高めポニーテール+固定で本番は安心
結局のところ、高めポニーテールにゴム2本、そこに映えを1つ足せば完成です。
- 発表会は「映え×崩れない」の両方で決める。映えだけで選ぶと本番で崩れる
- 迷ったら高めポニーテール。編み下げ・お団子・リボンから1つだけ足す
- 編めなくてもゴム編み込みで代用できる。ポニーに足せば王道の仕上がり
- ボブ・ショートは、顔にかからなければOK。ゴム編み込みやくるりんぱで十分
- エクステは使ってOK。ただし教室のルール確認が先
- 固定は「ゴム2本・スプレーは根元・アホ毛はワックス」
まずは本番の前日に、高めポニーテールと映えを1つ、一度だけ練習してみてください。それだけで当日の朝が驚くほど楽になります。
髪型が決まったら、次に迷うのがメイクです。発表会の準備は、こちらもあわせてどうぞ。
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